のんびりキャンプ

11/6～7に初のテン泊登山に行ってきました。

お天気にも恵まれ、とても楽しい山行となりました。

ソロでの出動は何度も行っていますが、仲間がいない一人のキャンプって何気に初めてでした。

お山でのテン泊楽しいですね～、癖になりそう。

８月末の月山以来の山行、そろそろテン泊も経験したいなと思い、１か月ほど前から計画を練っておりました。

当初は南アルプス(仙丈ヶ岳or甲斐駒ヶ岳)を考えたのですが、2000mの壁を超えていないのに、いきなり3000m級は無謀かと。で、今年の夏にkuruchanさんが登った八ヶ岳(赤岳メインで)に狙いを定めました。

登山口へのアクセス、テン場の確認、登山ルートの確認をし、後は当日を迎えるだけとなったある日、何気に赤岳鉱泉のスタッフブログを読むと、以下のような記事が...。

＞雪山の経験がある程度ある方でないと登るのは
＞厳しい状況だと思われます！

雪の丹沢は昨冬何度か登りましたが、今回は標高も高いし危険と判断、急遽予定変更です。

雪が無くて、そこそこ登り甲斐があって、テン場がある、山無いかなぁ～と探したところ、あるじゃないですか、いいお山が！

１．テン場は登山口から１時間弱
２．山小屋が営業していないこの時期、テン場は無料
３．テン場に水場、トイレは完備
４．テン場をベースに１００名山二座にアタック可能
５．頂上からの眺望は最高、天気が良ければ北アまで見渡せます。

という事で、とてもご機嫌なお山である『金峰山』にターゲット変更です。

登山口までは自宅から180ｋｍ弱・渋滞なしとして3時間弱の距離です。

2時半に自宅出発し、途中ＳＡで時間調整の仮眠をとり登山口である瑞牆山荘(1500ｍ)に6：30到着です。

100台近く止めれそうな駐車場は既に8割ほど埋まっております。

逸る気持ちを抑えつつ朝食、着替え、トイレ(これ重要！)を済まします。
背中に16kgのザック、前にはデジイチ1kgを持ってアタック開始です。


登山道は落ち葉の絨毯が敷き詰められていて、ふかふか状態で非常に歩き易いです。

徐々に背中の重さにも慣れた頃、登りが始まります。
瑞牆山を眺めながら、一気に標高をあげて行きます。

この手前の登りが最初のピーク、ザックの重さに耐えられずひっくり返りそうになりました。(笑)

ヘロヘロになりながらも40分後、テン場がある富士見平小屋に到着です。

先客も既に二張り、怖い夜は過ごさなくて済みそうです。


余談ではありますが、この小屋で27年前に殺人事件があったようです。
犯人は小屋の管理人、何とも許し難い事件です。
こんな情報を事前に入手した為、夜中にトイレ行くのが怖かった～。ｶﾞｸｶﾞｸ((（n;‘Д‘))ηﾅﾝﾀﾞｶｺﾜｲﾜｧ

重いザックを降ろしテントを設営、先日購入した始祖鳥に水分・昼食・防寒具・ジェットボイル・ヘッドライト等を詰め込み、9：30過ぎにいざ金峰山に向け出発です。
ここでのんびりし過ぎたのが後々大変なことに...。

最初は緩やかな登りから...そんな事もなくいきなりの急登です、しかも長い。
森林限界を超える『砂払いノ頭』までひたすら３時間弱登ります。
途中木々の間からは南アルプスの主峰が見えます。

正面右が北岳、左側が間ノ岳です。合ってるよね、ユキヲさん？

木の根はあるは、岩はあるはで結構大変な登りです。

上に行けばもっと綺麗に見えるだろうと自分を励まし頑張ります。d(@^∇゜)/ファイトッ♪


何度も挫けそうになりながら、登り続けるといきなり目の前が開けます。
ようやく森林限界に達しました。

ｷﾀ━━━(ﾟ∀ﾟ)━( ﾟ∀)━( 　ﾟ)━(　　)━(　　)━(ﾟ 　)━(∀ﾟ )━(ﾟ∀ﾟ)━━━!!


どうです、この眺望。
正面に南アルプス、その右手には八ヶ岳連峰、反対の左側には富士山が。
僕の下手な説明は要りませんね。



南アルプス・白峰三山


八ヶ岳連峰


富士山

望遠レンズ持って行かなかったので、画はないですが奥には中央アルプス、さらには北アルプスの山々まで確認出来ました。
(八ヶ岳の写真の左奥にうっすら見えている白いのが北アです。)

山行なんて頂上に登った際の達成感・征服感があれば充分なんてほざいておりましたが、やっぱ素敵な眺望は必要です。感動のあまり目頭があつくなりました、というか泣きました。(笑)

そしてようやく目指すべき頂きもはっきりと見えてきましたよ～。

左端が金峰山山頂、中央は有名な五丈岩です。

道中、落ちたら最期のようなこんな箇所も通過し、山頂まで残り２０分ってところでお決まりの腹痛が...。(爆)

東北のキジ撃ち名人アンデーさんからモブログにコメ頂いたのと同時でした。(笑)


金峰山山頂にはトイレはありません。
森林限界を超えて稜線を歩いている為、隠れる場所もありません。
最短のトイレは来た道を少々下って、ちょいと逸れた金峰山小屋です。距離にして３０分弱、考えている余裕はありません、コース変更！！

やれば出来る！２０分で到着しました。(笑)

身も軽くなったので、ここで昼食です。

ジェットボイル、今回も大活躍。
隣でプリムスのバーナーでお湯を沸かしていた方をぶっちぎっての沸騰です。

インスタントコーヒーも山で飲むと美味しいね。

ここまで既にテン場から３時間以上掛かっています。

本日の日没は16：46、果たしてこれから山頂に行って、日没までに無事下山出来るのか？

続く。